経営理念

経営理念について

(より良い社会を築きあげるため)

人類は、<より良い社会>を創ろうと願い、夢を見、理想を求め、歳を重ねて実践してきました。
この先人の溢れる熱き思いと業績は、世界に記憶され充満しています。その気になって触れようと思えば、いつでも触れられるものといってよいでしょう。
先人の<より良い社会>を創ろうという<継続する意志>を、いま此処でもう一度私たちの意志として重ね合わせて生きることをしたいと誓願します。

幸いにも、 科学技術の目覚ましい発展によって、私たちが斯く在りたいと、そう願えば見事な環境を実現することが可能になってきます。そこで私たちが、今、新事業を興すにあたり、何をどう願い、宣言し実践するのか、その理念と運用態度が重大な問題として問われてきます。

新事業を経営するにあたり、<いにしえ>からの先人達の知恵と、真摯な態度に思いを巡らし、それを導きの杖として実行、実現していく指導原理を経営の理念として述べてみます。

  1. 人生のありのままの事実を受け入れて、真実を求めていくことを喜びとします。
  2. 今ここに生きている時間と、 この場を人類の一人一人と共有していることを大切にします。
  3. 自分自身に対して正直であると同時に、 人間関係において真に率直で、 正直に生きます。
  4. 率直で、正直に生きることを、意志、言葉、行動を一致させた誠の態度で実践します。
  5. 共に歩んでいる仲間を、掛け替えのない平等な存在として、無条件に尊重し信頼します。
  6. 本来、主体的、創造的存在である人間には<より良い社会>を創り出す能力を持っていることを確信します。
  7. <より良い社会>を創り出そうという意志と意欲を、お互い誘い合い、引き出す努力をします。
  8. 人が、人生の目的と人間存在の意味と役割に気づくことの手伝いをします。
  9. 仲間と共に成長し、集団として発展することで、<社会のよりよい変化>のために尽くします。
  10. すべての存在に慈しみを抱いて、丁寧な態度で生きることを決心します。
  11. 人は皆、自分が一番興味あること、したいことを知っています。そしてそのことに主体的に関わることで<社会のよりよい変化>に役立ちます。
  12. 困難に直面したと感じたときこそ、 ものの見方の枠が変わる刹那です。ここを問題解決に至る転換点として焦らず、じっと観察します。
  13. 様々な困難に出会ったとき、無視して避けたり、抵抗したりせず、出来事を明確に認識し理解します。
  14. 人は自分の存在の自由意志によって瞬間瞬間に自分の行き先を決めている存在です。

※上記、「存在」について、七澤賢治は、白川静氏の「ものはみな時間と空間とにおいてある。時間においてあるものを<存>、空間においてあるものを<在>と言う。」との註記をつけて補足している。