報告者 七沢智樹 , 堀内達郎

報告日 2019/04/29

次元を畳み込むメビウスという概念

メビウスコイルは裏と表が統合された3次元のメビウスの輪を2次元平面に畳み込んだことが最大の特徴であるゼロ磁場コイルです。

メビウスの輪とは、下図のような構造を持つ立体で、輪の外側をたどっていくといつの間にか輪の内側になり、そのままたどっていくと輪の外側に出てしまうような「内と外」「裏と表」が構造的に区別ができない立体です。

ゼロ磁場コイルは、ロゴストロン信号を電磁波に変換し発生する「プラス向き」と「マイナス向き」の磁場を打ち消した場をつくります。いわば電磁波のエネルギー的な拮抗場を作る概念技術です。

しかし、私たちが現実だと捉える世界は三次元空間です。その象徴が、空間を「天」と「地」に分ける二項対立の概念です。これまでのゼロ磁場コイルは、渦巻きコイルの向きが互いに逆向きになるように平面内に配置した構造であるため、空間的な「天と地」「上と下」は残ったままでした。

私たちは、この三次元空間に存在する、上下や裏表といった構造的な二項対立の統合を研究する中で、メビウスの輪という概念にたどり着きました。メビウスの輪は、下図のように帯の横軸方向のプラスとマイナスを円環で統合し、かつ縦方向のプラスとマイナス(つまりは表と裏)を統合します。

私たちは、この横軸方向を「時間」の流れとして、また縦軸方向を「空間の広がり」のアナロジーとして捉えました。そして、これらのアナロジーに対応する物理現象を電子が時間的に振動することで発生する電磁波(光)と物体の3次元構造と定義し、それらを統合するテクノロジーを追求しました。

それが、ゼロ磁場のコイル性能を保ちながら、3次元立体を2次元平面として「次元の畳み込み」を実現したメビウスコイルなのです。

メビウスコイルの構造

メビウスの帯を折りたたむと六角形になります。その性質を利用し、 多層基板を用いることによって、平面コイルの中に、メビウス構造を実現したのがMobius Coilメビウスコイル)です。

メビウスコイルは、表と裏が循環するメビウスの構造を保ちながら、Zero Point Field Coil(ゼロ磁場コイル)で培った技術を取り入れ、ゼロ磁場になるように多層基板の配線設計を行いました。

これらの技術の融合により、メビウスコイルはロゴストロン・テクノロジーの着想概念である古神道の「幽と顕」の統合という概念を、ゼロ磁場コイルの持つ「電磁波的なプラスとマイナスの統合」だけでなく、「構造上の表と裏の統合」によっても実現するコイルとなりました。

特許出願技術のメビウスコイル

メビウスコイルは、特許出願済みの技術です。以下、出願した特許に使用した図をご紹介します。

表面のDesign
内部構造
拡大された部分がゼロ磁場を実現するための折返し部分。このような形状の基板を10層使用。

メビウスコイルの特性

メビウスコイルと従来の渦巻型のゼロ磁場コイルとの輻射特性の違いを実験で確認したデータが以下の通りです。

メビウスコイル表面1
メビウスコイル表面1
メビウスコイル表面2

メビウスコイル表面2

メビウスコイル表面2
メビウスコイル表面3
メビウスコイル表面3
メビウスコイル表面4
メビウスコイル表面4
メビウスコイル表面5
メビウスコイル表面5
メビウスコイル表面6
メビウスコイル表面6
ゼロ磁場プレートコイル表面1
ゼロ磁場プレートコイル表面1
ゼロ磁場プレートコイル表面2
ゼロ磁場プレートコイル表面2
ゼロ磁場プレートコイル表面3
ゼロ磁場プレートコイル表面3
ゼロ磁場プレートコイル表面4
ゼロ磁場プレートコイル表面4
ゼロ磁場プレートコイル表面5
ゼロ磁場プレートコイル表面5

上記グラフから分かるように、ゼロ磁場プレートコイルは、コイル上のどの場所でも輻射のピークとなる周波数は同じ1 MHz付近です。一方メビウスコイルは、印刷面で3つに分かれたエリア上でのピーク周波数は同様に1 MHz付近ではあるものの、エリアの境界線に位置する場所ではピーク周波数が1 MHz付近ではなくて240 kHz付近になっていることが分かります。

両者では形成されているコイルのパターンが異なる(渦巻き形状/メビウス形状)ことによるものと思われますが、これによりコイル全面からの輻射が同じ周波数分布で均一に行われるか、或いは、異なる周波数分布で行われるかの違いを生んでいるとも考えられます。

メビウスコイルが使用されているデバイスについて

現在、ロゴストロンメビウスタブレット「BETTEN」に使用されています。


この技術は、次の技術をもとにしています。

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