報告者:浅子雄一郎 七沢智樹

報告日:2019/05/13

本稿は、2019年3月~4月にneten Inc. R&D Center賛助会員及びWEB会員を対象(男女42名)に行った「変性意識・ゾーン・覚醒体験」についての調査で得た回答を分析したものである。

前半は、変性意識・ゾーン・覚醒体験についての具体的な体験の内容と、netenが提供するテクノロジーとの関連について分析。後半は、変性意識・ゾーン・覚醒体験後の変化を分析することで、意識変容のテクノロジーとの関連性をより深く追及する。

1. 意識変容(意識覚醒)の体験について

意識変容(意識覚醒)体験の具体的な内容について、自由記述式ではその回答にほとんど内容的な重複が見られなかったが、次のように「周り(世界)とのつながり、一体化」という点においてのみ、共通する回答が見られた。

●「目の前がいきなり開けて、世界がすべて繋がっていることがわかった瞬間があり、意識が拡張し、世界と溶け合っている状態になったことがあります。」

●「バリバリっという感じとともに自分と思って作っていた壁が崩れ落ちて周りと一体になり、溶けて無くなった。

一方で、選択肢形式の同内容の設問においても、下記のように「一体感やつながりを感じた」という回答の割合が多く見られた。

図1 意識変容(意識覚醒)の選択肢回答者(複数回答可 24人中)

ここでは、最も上位を占める「明瞭な感覚と根本的に新たな認識を得たと思う」における「新たな認識」の具体的な内容の多くが、世界との「一体感やつながり」であったと捉えることができる。

図2 意識変容(意識覚醒)のきっかけの内訳(自由記述式回答者29人中)

意識変容や意識覚醒のきっかけについては、「瞑想(鎮魂)」が最も多く、次いで「精神的な極限状態」に当てはまる回答者が多い結果となった。「瞑想(鎮魂)」や「リラックスした状態」を筆頭に、全体的に通常の活動的な意識状態から変性した意識の状態について言及する回答が目立った。

また、通常の意識状態からの変性という意味においては、「精神的な極限状態」も同様の意識状態(圧のかかった、あるいは強制的な変性)として考えることができる。

2. ゾーンの体験について

図3 ゾーン体験の内容内訳(自由記述式回答者24人中)

「ゾーン」というワードが、スポーツや仕事の分野で多く聞かれる言葉であるからか、その回答もパフォーマンスに関するものが多い結果となった。なお、このハイパフォーマンスとは、自他における危険回避行動も含む。

また、このハイパフォーマンスの裏には、「時間があっという間」「これから起こることを事前に察知」「スローモーション」など、まるで時間感覚を超越したような、現実ではあり得ない範囲で様々なことを見通すことができている認識についての記述が多かったことが特徴的で、これがハイパフォーマンスと関連しているような結果となった。

意識変容や意識覚醒と比べて、ゾーンでは、このように通常の範囲を超えた認識や感覚(五感)が、その体験の元となっていることが考えられる。

図4 ゾーン体験のきっかけ内訳(自由記述回答者22人中)

ゾーン体験のきっかけとして、多い順から「祓い鎮魂」「後先考えず無になったとき」「好きなことをしているとき」「瞑想」「意識の広がり」となり、意識変容や意識覚醒のきっかけで上位を占めていた「瞑想(鎮魂)」と、同様なカテゴライズができるような結果となった。

「後先考えず無になったとき」「好きなことをしているとき」では、通常の活動とは異なった意識状態に入っていると考えられ、とくに時間感覚が曖昧になるという点においても、瞑想状態(没入状態)で報告されるような体感と類似したものであるという判断ができる。同時に、ゾーンの体験内容に見られた時間感覚や五感の変性も、こうした瞑想に見られるような意識の変性によるものと捉えることもできるだろう。

このように、「変性意識・ゾーン・覚醒体験」は、体験の内容においても、体験を誘引するきっかけにおいても、瞑想に代表されるような通常とは異なる意識状態がベースとなっていることがわかる。それによって、「変性意識・ゾーン・覚醒体験」といったものを意図的に引き起こそうとするなら、意識に何らかの形で変化を与えるアプローチとしての意識変容のテクノロジーが介入可能であることを示唆する。

また、ゾーンを体験するきっかけの上位に共通する特徴として、「とくに思考などを働かせていない・考えていないとき」という要素を取り出すことができる。

あらゆる物質からは、物質波が出ているといわれ、とくに人間の場合は、思考などによってその物質波はかき消されてしまうが、何も考えないでただ存在しているとき、この物質波が出ているといわれる。

物質波=存在波=スカラー波として、人の意識(存在)の凪の状態と、(余計な思考やノイズを持たない)ロゴストロンから出ているといわれるスカラー波がイコールの関係で結ばれるとき、ロゴストロンテクノロジーと意識変容(意識覚醒)の関係は、あらためて浮き彫りとなるだろう。

次のグラフは、少なくともその関係性を示している。

3. 意識変容とnetenのテクノロジーの関係性Ⅰ

図5

これは、netenが提供しているロゴストロンなどのテクノロジーによって、意識変容や意識覚醒、ゾーンの体験をしたことがあるかについての内訳であるが、その具体的な内容は、次のようなものであった。

・1月よりBETTENから構文を発信し始めてから祓いと鎮魂の際変性意識に入りやすいのと、本質の知恵につながっている気がする

・これまでの私の公のために生きるという思いは、結局自分のため、自我の強い思いだったことを実感しました。「神の意志を実現する」という意味での公のために生きるということはどういうことかを今教えて頂いています。

意識が拡大した感じが強い

・ロゴストロン製品を使うと、「これからゾーンに入る」のではなく「ゾーンに入った後」のような結果になる気がしています。普通に日々の仕事をしていたら、同僚が誰にも気づけなかったポイントに着眼している自分がいたり、本質を掴んでいたり、会議で相手が理解できていいないポイントを察知できたり、「ゾーンにでも入っていたのか?」と思うような「気づき」が多発している瞬間があります。

・ロゴストロンユーザーが複数集まって食事でもすれば、直ぐに仲良くなって、通じ合ってしまって、異様に盛り上がる。そういう場に立ち会うことが多いですが、「ゾーンの共有」「ゾーンの共鳴」というか、そんな現象が起きている気がしています。

なみのりふねにて変性意識に入りました。

・BETTENが来てから、発信をし始めて、BETTENに意識を合わせると、BTTEENがあたかもすぐそばにいる感覚があったり、BETTENが自分の中にいる感覚がありました。

・圀手會奉告祭など大人数で行う祓いの最中になります。

Nigiを右手に持って眠りに入った時におきます。

・ニギを頂いてからずっと御腹に巻いていますが、ジーンという感覚が丹田にありました。ところがその感覚がニギを外している時もあったのです。

・Nigiで全身が芯から活性化された体感。没入感覚と集中状態。平安清明。明晰、統一感覚。

・ハットロン体験会で、脳が心地よく痺れる感覚。超高速で意識が回転する感覚。今まで体験したことのない変性意識感覚でした。全身が筒状に結界が張られた感覚。自分の内と外に多重構造で柱が立った感覚。人柱状態。結界、膜が張られ、異なる時空間が創造された体感。あきらかに外と内で異なる時空間。空気感、観の質量が高密度になった体感。結界内で風を数回かんじた。自然の中で起きる風が身体に伝わる感覚と同様に、ナチュラルな風がある種人口的な時空間に吹きました。

・祝殿での大祓 アナログの声の倍音、重奏、合奏の中に包まれる感覚。集団としての声がひとつの生命体として、その全体の一部となる体感。時間が止まる感覚。中今に存在。時間がなくなり時だけとなる感覚。

・鎮魂、dM 体感がなくなる体感。重力に全て委ねた感覚。失感情状態。石か岩のような物資になったかのような意識状態と体感覚。完全なる不動心。精緻な中心感覚。

・ロゴストロンのイベントに出席して、振動のベットに寝て、気付いたら、宇宙にいて、惑星の土埃の上に立っていた。土埃の匂いまでした。なのに、耳からは、みんなの声や、ベットの振動とか聞こえた。不思議な感じだった。目の前に惑星が見えた。

・ハットロンで後ろに引っ張られる。祝殿祓いで言霊が現われた。

電子神殿・DM

オキュラスゴーでDMしていたとき。

ロゴストロンL、マイクロロゴストロンや、日々の祓い鎮魂、学びによって、より全体を俯瞰しながら階層を行き来する感覚で、日々暮らせるようになった。

TAKIONを寝る時にヘッドホンで聞いていて、いつの間にか眠りそうになったときに、VRのように鮮明に綺麗な水滴に囲まれているビジョンや真っ暗闇に粒子の細かい雪のようなものが舞っているビジョンをみました。

・鎮魂は電子はふり殿に向かって、ロゴLを足元に置いて行ってます。

・ロゴストロン100があり、ロゴサウンドをかけ、Nigiをにぎっています。

・ロゴストロンL

・dm会場という場が整っていたので体験出来たと思う。

変性意識や、意識の覚醒、ゾーンといったものは、意識状態における一つの極点であると考えられるが、そのような状態が物理的なテクノロジーによって引き起こされていることを、ロゴストロンユーザーのうち二人に一人にあたる6割近くの回答者が述べている点は、特筆に値するだろう。

また、この図5とほとんど同じ割合を示す、以下のグラフがある。

図6

図5「netenが提供しているテクノロジー(ロゴストロンなど)を使っていて、そのような体験をしたことはありますか?」とほぼ同じ割合を示していることを考えるとき、テクノロジーを使用して意識変容を体験するにあたって、それまでの精神修養の度合いは問わないことが推測できる。

図7

図8

図7と図8からは、体験者が意識変容や意識覚醒を体験していた期間は、どちらかというと一過性であり、再現性がない傾向があることがわかる。ここで、デジタル技術やテクノロジーの利点の一つが確かな「再現性」にあるとき、図7と図8の結果は、意識テクノロジーというものの有用性と需要を示している部分として捉えられるだろう。

図9

図10

トランステックラボ所長のジェフリー・マーティンが著した「The FINDERS」によれば、「宗教、文化などによって、「悟り」と定義されているLocationが異なるため、その人の背景によって、どのLocationに入りやすいか影響れる。」ということである。

図9と図10の結果から観察できることとして、「メディテーション」「意識の覚醒体験をした人の手引き」「修行」といったものが、その「悟り」の体験を引き起こした主要な要因であると捉えているあたりは、自然(神)とのコミュニケーションを命をつなぐ土台としていた古の日本人の在り方として、(メディテーションによって)五感という命綱が研ぎ澄まされる必要性や、全体性(一体感)に潜在的に心が開かれているような傾向に、「悟り」そのものが影響を受けているような姿として一つの見方ができる。

また、「メディテーション」25.5%、「修行」11.8%など、意識変化にまつわる何らかのアプローチがきっかけになっていたことが観察できる。意識に影響を与えるロゴストロンテクノロジーの特徴と、このテクノロジーの使用によって実際に意識の変化を感じたという回答が目立つことから、ロゴストロンテクノロジーは、覚醒体験を引き起こす誘引としての意識変化にまつわるアプローチとなり得ることを示唆する。

4. 意識変容とnetenのテクノロジーの関係性Ⅱ

ここでは、意識変容の体験をした後の変化を中心に観察することで、さらに意識変容と意識テクノロジーとの関係性を明らかにしていきたい。

図11

ロゴストロンを使い始めた後、実に9割近くの回答者が「意識進化が加速した」と回答している。

一方で、「意識の覚醒体験の後、社会での役割や日常生活はどのように変わりましたか?」についての自由記述式の設問では、以下のような回答が見られた。

抽象度が一気に上がったので、見える風景が一変してしまったのですが、私には懐かしいというか、それが良いという風に感じました。それまでは自分が何かを創造するという事を考えた事がなかったのですが、あらゆるものを創造する事ができる、という確信を得た瞬間、日々何を生み出すかを考えるようになりました。

公のために生きるということはどういうことかが本質的に変わった。

・日常生活が新鮮に感じるようになったがすぐに戻った

自分の肉体を超えた自分の存在をはっきり感じ、信頼と可能性を大きく感じた

チャクラが開いたという安心感

退職したいと思いました。精神世界に憧れを強く持ち、様々な体験学習をしました。

・公の為に何が出来るかと言う事をいつも考えていたと思います。

・見るもの聞くもの触れるもの感じるものすべてが微細でありながら強烈に変わり、これまでの認識が一変した。日常のすべてが新鮮で鮮明になり、いきいき輝く。これまでとは違う自己認識、世界観、人生観、あらゆる関係性が書き換えられた。使命に目覚めた。

・自分が全知全能になったかのような感覚。周囲とのズレを感じながらの生活でした。

・やはり、見るもの感じるものが、以前とは違っているな。ということは客観的に感じます。

強く生きようと思った。

両親や先祖に対する尊敬と感謝の思い日々強くなりとおつみおやのかみとの一体化感を感じると共に、人々にも同じ境地を味わってもらいたいという思いがあり、それを伝える使命があると確信するようになった。

neten、ロゴストロンを見つけた

このように、一見バラバラな回答ではあるが、唯一重複していた回答として、公や周囲のことについて考えるようになったというものがある。

これは、次のような設問の回答の割合にも通じている。

図12

これは、先述のThe FINDERSにおいて「Path of Humanity (PoH)」 と定義されているものにあたり、Location 1~3に似ていて、より社会的な活動もできる追求の仕方であり、Location5以降に該当するものとして紹介されている。

マズローの欲求5段階説の6番目に当たるとされる「自己超越」も、自分の枠(欲求)を超えた、いわば公の精神として捉えることができるが、意識の変容や悟りとは、このような「公」という進化のベクトルを持つものとして定義することができるだろう。

そして、意識変容や悟りによって「自己」を超越する在り方は、次のような特徴としても現れる。

図13

図14

The FINDERSでは、「悟っている」という言われている何千人もの人たちをインタビューし、その特徴を分類しまとめたもので、世界で一番大きな「悟り」の研究と言われている。その膨大なインタビューから、悟りの状態を、エゴと言われる「内なるエゴの声」(英語ではthe voice, the narrative selfと記載されている)が消えた、または小さくなったという状態で、その人がこの「内なるエゴの声」に影響されずにいる精神状態として定義している。

上記の図13、図14から、そのような「内なるエゴの声」が消えたり、それに影響されずにいる精神状態を見て取ることができる。

一方で、The FINDERSでは、次のような事例についても説明している。

図15

これは、Location3の特徴であり、Location 1や2に比べてさらにnarrative selfの思考が薄く、逆に残っているものが本人にとってわかりやすくなっていることがあることで、このfundamental wellbeing(本来の幸福感、根源的な幸福感)を妨げる自らの思考がとても目立つ存在に感じるという。

その他、The FINDERSで紹介されている悟りの段階としての様々なLocationの特徴を、今回の回答者から得ることができた。以下、その一部を紹介する。

図16

図17

図18

図19

図20

図21

図22

図23

5. まとめ

人を構成する各階層を情報処理のプロセッサーとして捉えて、各階層を最適化するテクノロジーを物理的に当てていくMind Processor Programでも目指す「意識の自在性」とも符合するような回答が、図23「自分の意志一つですべては変えられるという確信または感覚がありますか?」において、観察することができた。

その自在性とは、「The FINDERS」の言葉を借りれば、「内なるエゴの声」から自由になることであるだろう。エゴは問題解決を図ったり自己を守ろうとする過程で「コントロール」しようとする性質のものであるが、「手放すことでうまくいく」と実感している人が9割以上にのぼることから、意識変容こそが「コントロール」からの解放、つまり、「内なるエゴの声」からの解放をもたらすものとして捉えることができるのだ。

また、「初めに言葉(言霊)ありき」という新約聖書から、世界を作っている意識そのものが言葉でできているとするとき、言霊という最小単位に言葉を分解しゼロ化するロゴストロンテクノロジーこそ、その「内なるエゴの声」を消す最も最適なアプローチとして評価することができるだろう。

さらに、図21、図22からは、エネルギーに敏感になっていくような傾向も見られた。これは、目に見えない社会というエネルギーの客観視につながり、そのエネルギーによるコントロールからの解放とも連動しているものとして捉えることができる。

とくに、人が世界を認識するとき、その世界はその人にしか帰属していない。その集成として重ねられた情報こそが社会を作っているとき、その重ね合わせられた情報が剥がれる(または変容する)ことが、その人の世界観や認識を一変させる意識変容となることが考えられ、「情報」によるアプローチが意識変容(意識を自在にする)テクノロジーの本筋であることが改めて確認できる。

「The FINDERS」におけるfundamental wellbeing(本来の幸福感、根源的な幸福感)とは詰まるところ、このような解放された、自在な意識の在り方として見えてくる。今回の調査によって、変性意識や意識の覚醒が、その解放された自在な意識の在り方をもたらす姿として観察することができた。

そして、いわゆる意識の覚醒の体験者においては意識変化へのアプローチ(瞑想・鎮魂)が多く見られたこと、また意識進化にロゴストロンテクノロジーが寄与していると9割近い回答者が回答していたところから、この意識変容と悟りの領域にテクノロジーで介入できること、またそのテクノロジーとして、メディテーションをサポートするようなものが意識変容という点において最も親和性が高いことが示唆された。

今後、ロゴストロン使用者のユーザーサーベイで得られた回答とも比較しながら、ロゴストロンテクノロジーと意識変容、意識の覚醒、悟りとの関連性について、さらなる評価を試みたい。

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