報告者:浅子雄一郎 七沢智樹

報告日:2019/05/13

1.はじめに

本稿は、2019年4月23日(火)GINZA SEVENにて開催したneten Labs meetingにおいて、賛助会員男女21名がLOGOSOUND Audio / Hypersonic Effect SIZIMAを体験した中から18名の回答を得たアンケート内容の分析結果である。

LOGOSOUND AudioとLOGOSTRON.ACそれぞれに、ロゴストロンL、ロゴストロン100、BETTEN、Möbius Ampire75000を接続。実際に音源を流しながら、LOGOSOUND AudioのアンプとLOGOSTRON.ACそれぞれに接続されたロゴストロン製品機種の組み合わせによって、音がどのように変化するかを試聴し、これを体感した。

図1 接続例(LOGOSOUND SYSTEM全体像)

尚、実験の最初と最後に、アンプとACのロゴストロン信号重畳をオフにしたときの聴こえ方や体感をおもな比較対象・基準とした。(Hypersonic Effect SIZIMAの出力周波数帯域は人間の可聴域外の35000Hz)

図2. 2019年4月23日(火)neten Labs meeting@GINZA SEVEN

LOGOSOUND Lab meeting 001 当日のLOGOSOUND SYSTEM

図3. AmpとACへのロゴストロン製品接続の組み合わせ

(縦列はアンプ・横列はACそれぞれに接続したロゴストロン製品/数字は視聴順)

2.音の変化を体感した割合

図4. 音の変化を体感した割合

アンケートの回答者18名中18名全員が、何らかの音の変化を回答。接続したロゴストロン製品によって体感の強弱はあるものの、接続機種による音の変化を体感した割合は100%に上った。

3.変化内容内訳/組み合わせ機種別割合

図5. 音の変化等の体感した内容

図6. ポジティブな回答を得た組み合わせ機種別割合

4. 解析結果

ロゴストロンシリーズの根幹をなす「ロゴストロン信号」とは、一般的に容易に捉えられる概念ではないが、今回、接続するロゴストロン機種による「音の変化を体感した割合」(図4)において、体験者の全員が何らかの変化をキャッチしていたことから、LOGOSOUNDSYSTEM.はロゴストロン信号を「五感で楽しむことができる体験」へと変換し、これを容易に捉えることを可能にするものとして、その価値を評価することができるだろう。

また、「音の変化等の体感した内容」(図5)では、「皮膚など身体で感じた」と回答した割合が多く見られたことから、再生される周波数(情報)による違いを、ときに身体的反応を伴って物理的に、即体感しやすいと言うことができ、LOGOSOUNDSYSTEM.はロゴストロン信号そのものの体感に加えて、周波数が内包する「情報」という概念の理解を促進するツールともなり得ることが見えてくる。

音の変化についての回答で最も目立ったのは、「音の粒子の細かさが段違い。意識(認識)の及んでいないところまで鳴り響く。意識の最小単位を感じた。(Amp 100Ti・AC Ampire)」という感想に代表されるような、音の「細やかさ」について言及したもの、次いで、音の「広がり」についての記述であった。

これらの回答からは、認識、または意識のレベルにおいても「細やかさ」と「広がり」をもった質に変化してこその、上記のような言語化が可能になったものとしても読み取ることができ、聴く者の意識や認識にスピード感をもってダイレクトに変化を起こすことは、音源を構成するロゴストロン信号というものが、「細やかさ」「広がり」という、進化した意識と認識の実相に近似しているからこそであることも推測できよう。

この点は、LOGOSOUNDSYSTEM.の多くの体験者が述べる「音が身体に浸透していくよう」といった、身体や意識に作用するレベルの物理的な細やかさを想起させるような感想とも通じるところである。

また、再生されている情報量の違いや、情報の内容そのものの違いを認識した回答が複数あったこと、そして上位機種になるほど「圧迫感」や「重さ」、逆に「軽さ」といった表現が目立つようになることから、意識と情報における密接な関係性や、その両者が「重い」「軽い」という表現として連動していることを示唆するものと捉えられる。

「ポジティブな回答を得た組み合わせ機種別割合」(図6)においては、上位機種ほどLOGOSTRON.ACとの組み合わせにポジティブな回答を記述していることがわかる。

実際に、「アンプにLogostronを重ねるだけでなく、ACで電気にLogostronを重ねる組み合わせで音の広がりや重さ、軽さ、細かさが明らかに変化した」というものや、ACに何も接続していない状態の音に不快感を感じて、ACを上位機種への接続に変更していったとき(Amp側はどちらも100Ti)に通常の意識や認識の範囲を超えた快を感じたことに言及した回答があり、Ampと比べると、ACを通して電源そのものの質に与える影響のほうが、音の質や体感がより顕著な変化として認識されることが示唆された。

最後に、Hypersonic Effect SIZIMAでは、Amp/AC実験でのカテゴライズが可能な回答とは対照的に、多岐にわたるものであった。その多くは、「○○のよう」という自然や風景を連想したような回答が多く、次いで、「心地良さ」や「エキサイティング」と回答したもの、また「疲れ」や身体の一部に「刺激」を感じたという回答などがあった。これは、35000Hzという人間の可聴域外の極めて高い周波数帯域であったこと、また、Hypersonic Effect SIZIMAにプログラムされている情報の内容とも関連しているものとして推測できる。

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