報告者:阿蘇安彦 七沢智樹

報告日:2018/01/21

株式会社プレマ 中川信男社長
イタリア「2018国際ジェラートコンテスト」で2部門同時受賞

2018年1月21日〜23日にイタリア・リミニで行われた『2018 国際ジェラートコンテスト』において、日本人のジェラート職人中川信男(プレマルシェ・ジェラテリア)がつくった“乳製品一切不使用のジェラート”が2部門同時受賞を果たしました。

本コンテストは、イタリアでも最も大規模に行われている国際的ジェラートコンテストであり、ジェラート界において名誉ある賞とされています。

D-Water別天水』を加えると!?

合成乳化・合成安定剤が不要に!
≪別天水≫と≪ある素材≫を組み合わせることで「合成乳化・合成安定剤」を一切使わず、製造することが可能となりました。

【世界大会 二部門W受賞報告】独占インタビュー

プレマルシェ・ジェラテリア ジェラティエーレ、ヴィーガンジェラート・マエストロ®でもある、プレマ株式会社・中川社長への独占インタビューです。

国際ジェラートコンテストで「3位」&「10位」

インタビュアー:
中川社長、よろしくお願いします。ロゴストロンコムで販売させていただい
ている「別天水入ジェラート」(注:現在はロゴストロンコムでの取り扱いはございません。プレマ株式会社よりお求めください)が、 国際ジェラートコンテストにおいて、

『世界のソルベ コンテスト』では「Bee-gan ゆずとみかん、オレンジのソルベ ひまわりハニーとともに」で3位入賞、

『1000のアイディアコンテスト』では有名店の数々のミルクベースジェラートの並ぶ中、有機や国産素材のノンミルクジェラート「Bee-gan ほうじ茶と抹茶のマリアージュ」で 10位入賞という、

2部門「W受賞」の快挙を成し遂げられたそうで・・・

本当におめでとうございます!「別天水ジェラート」のファンとしても感激です!

中川社長:
ありがとうございます。最初に申し上げますと、このコンテストにおける日本人の「W受賞」は、初めてのことではないのです。

お菓子の世界は、ヒエラルキーがすごいので、まず組織に加入しているとか、なにかコネクションがあると、とても有利だということは以前から聞いていました。そういう中で

「なんのコネクションもなく組織のメンバーでもないバックパック一つでやってきたなんの後ろ盾もない日本人個人が」

W受賞した、ということが、驚かれているといいますか、嫌がられているといいますか(笑)。

何らかの組織に入れば、ほかのメンバーにも気を遣わなければならなくなりますし、乳化剤や乳製品を使わない、などのことは言えなくなりますから、私たちは入るわけにもいかないところがあるのですけれどもね。

左:中川社長
右:カルピジャーニ会長アンドレア・コッキ氏

インタビュアー:
確かにこの条件で受賞してしまった中川社長は、ちょっと邪魔な存在、ということになるでしょうか(笑)。

中川社長:
そうですね、これはちょっと、穏やかではないということですね(笑)。

インタビュアー:
しかし去年の春にジェラテリアを開店されてすぐのスピード受賞、「あれは誰だ?」と騒然とされたのは想像できます。

中川社長:
そうですね。実は去年も開業前に、「今受賞できたらカッコイイよな」
と思って出品しているんですよ。さすがにその時は、情報がなさすぎて通りませんでしたが(笑)。

今年は勘所が掴めてきたので、狙いにいきました。お店にお越しくださるイタリア人のお客様の反応も、とても参考になりましたね。

インタビュアー:
なるほど!京都のお店にお邪魔したときも、外国人のご家族が喜んで食べていらっしゃいました。

中川社長:
インターネットの口コミサイト「トリップアドバイザー」でも、外国の方から上々の反応をいただいているんです。

インタビュアー:
すごい高評価・・・!!

口コミは96%「とても良い」の評価、京都市のデザートで 225 軒中「 1 位」ではないですか!(2018年4月2日現在)

外国の方なんて、タイトルだけ見ても絶賛ですね!

・One of the best gelato place in the world!
・Awesome gelato
・Doesn’t know whether French or Italian!
・ottimo gelato(最高に美味しいジェラート)
・Das beste Eis der Welt(世界最高のアイスクリーム)…

中川社長:
こうした食の口コミサイトの中には信頼できないものも多々あるわけですが、外国の方はなんのしがらみもなく、正直なご感想を書き込んでくださっているので、本当に嬉しいですね。実際、ベルギーの方からどうしてもと輸出を希望されたことがあります。

インタビュアー:
そのうち、「プレマのジェラートを食べに日本へ行こう!」というツアーができるかもしれません!

生クリーム入りジェラートに、ヴィーガンで真っ向勝負!!

インタビュアー:
コンテストで特にご苦労されたのはどんなところだったのでしょうか。

中川社長:
乳製品や乳化剤を使っていないなど、そうした原料のこだわりについて、審査員に一切の情報が渡らない点ですね。冷たいジェラートを何度も食べるので、審査員が口に入れるのはほんの少量。基本的に、化学的に合成された香料や風味剤などを使って味を強くした方が有利になるわけですね。

また、少量だからこそ「口どけ」も重要になってきます。とろけるようななめらかさは、乳化剤で出しますし、また感応テストの項目にある「きめ細かさ」、これは乳脂肪が一番得意とするところなんです。 

生クリームを入れると、なんでもおいしくなるでしょう。コクが出るし、きめ細かくなめらかになる・・・

それらをふんだんに使ったジェラートと、 一切使わないもので勝負するのですから、最初から絶対的なハンディがありました。

その条件の中で、助けてくれたもののひとつが、他でもない「別天水」です。

去年の秋くらいから、店舗の全フレーバーに入っているのですが、乳化剤を入れないことでどうしても分離感が出てしまうのをうまく払拭し、まとめあげるのを手伝ってくれました。乳化させた後、それを維持する安定材も、独自のものなんです。

中川社長が会場に持ち込まれた原材料。別天水もしっかり写っています

インタビュアー:
どんなものをお使いなんですか?

中川社長:
それは一応、社外秘とさせていただいています。一部はわりとみなさんの身近なもので「機能性があって、健康のために食べる人もいる」というところがヒントですね。

  (こっそり教えていただく)

インタビュアー:
なんと!めぐりが促進されるような「敢えて食べたい」食材ですね!

中川社長:
そうなんです。合成薬剤が与える影響が「マイナス10」だとしたら、それらを不使用のレベルが「プラスマイナスゼロ」、さらに健康に良いものを使っているので「プラス10」ということで、一般のジェラートと比べると合計して「20の幅」が出ることになります。

それ自体が体を冷やす原因となるような薬剤を使わずに、自然のもので作ろうとした結果、体が冷えない、逆に温まる、というお声もいただくようになりました。

甘いもの、冷たいものは、自然食の世界では「毒」でしかない、と言われます。その欠点、ネガティブな部分をプラスでカバーしていけば、全体としていい方向へ持っていけるのではとそう考えて作っていたら、本当にプラスの作用が見られるようになったというわけです。

審査会場で「ミニロゴストロン」も、中川社長の意志を後押し!!

インタビュアー:
その素晴らしい薬剤の代用食材は、どのようにして見つけられたのですか?

中川社長:
私の持っているひとつの強みとして、 20年近く自然食品を扱ってきた経験の
中で、食材の「健康への機能」と「物質としての機能」、それらが全部、頭に入っているということがあります。自然食屋がやるからこそのアイデアなのです。

「別天水」とそれらの厳選素材を使って、さらに加工時に特殊セラミックで乳化を促し、そして電源には『ミニロゴストロン』を付けています。

これらを全部揃えて、やっとうちのジェラートですから、他の人には絶対に真似できない、ということになりますね(笑)。

実は今回のコンクールのために、開発部長の智樹さんがオリジナル構文を入れた
『ミニロゴ』を送ってくださいまして、攪拌する機械に2つ取り付けました。『ミニロゴ』は海外でも電圧に関係なく使えるので助かりましたね。

「中川のぶおが作ったジェラートは、作る人、売る人、買う人やその周りの人がすべてハッピーになるという思いがこもっていると審査員に伝わった/中川のぶおが作ったジェラートは、口にする全ての人に笑顔と幸せが訪れますように、良縁がありますように、健康が得られますようにとの願いがこもっていることが審査員に伝わった」などの構文が発信されました。

中川社長:
こうした製造機も、無所属の私は、店の製造機を売ってくれたメーカーに
頼んで貸してもらったんです。しかしイタリアのお祭り騒ぎのような会場
ですので、いろいろ話が変わってしまってできるはずのことができなくなったり、当日はいろいろ振り回されました(笑)。

インタビュアー:
それら悪条件の数々を乗り越えて、見事W受賞を成し遂げられた、というわけですね!

もしも情報も交えた審査であれば、右に出るジェラートは世界に存在しない、
という結果だったかもしれませんが、それはいわば左脳で判断するところで、今回は「右脳にどう響くか」の審査で、「届いたものがあった」わけですよね。そこに感動しますね。

中川社長:
私もそう思いました。何かを使っていないとかオーガニックだとか、そうした左脳的解釈や分析思考ではなく、直感・感覚に働きかけるものがあった、ということですよね。

食における諸問題に対してひとつのソリューション(解決)を提供したい、そういうベースにある思いも、何を使っている、使っていないも、今回はまったく関係なくて、審査基準はあくまでも食味と食感だけでした。

そのおかげで逆に、その基準においても遜色なし、むしろ世界で3位や10位にランクされるレベルだと、認めていただいたことになりますから…本当に幸せなことだと思っています。

直感に届く、という部分については、おそらく「別天水」や「ミニロゴ」の構文が後押ししてくれたのではないかと思っています。半分以上はロゴストロンの力のおかげかなと(笑)。

インタビュアー:
ありがとうございます。中川社長の意志があって、初めて動く世界なので…
それを後押しさせていただけていた、ということであれば素晴らしいです!

甘くて美味しい「心のくすり」

中川社長:
おかげさまで、素人が開業10ヶ月でここまでできるのだ、ということを証明できました。

何年もの修行より大切なことは、常識をかなぐり捨てて、情熱をもって突っ走ること、そして叶うまで諦めないことだと思います。

私の場合は

「食にどんな制限を持った人でも誰もがハッピーになれる」

そんな「心のくすり」を作りたい、という一念に支えられました。

食べて美味しくて幸せ、というのは極めて身体的な作用ではありますが、私がつくりたいのは「心のくすり」なんです。

食べることで、自分の意識していない部分が満たされて、そのことが食べた人をハッピーにするかもしれない。そんな仮説に基づいて作っています。

誰か見知らぬ人の口に入って、このジェラートとともにその人の幸福があったら、そして魂まで癒されたら…もう最高、言うことなしの世界ですよね。

インタビュアー:
私はわりと心身が元気なので、美味しさに癒される体験だけなのですが、netenのスタッフのお母さんのお話が、とにかく鮮烈でした。

もう随分長い間、一日三回ご自身で注射を打って、何度も手術をされていて、入退院を繰り返しながらの通院生活をされているというお母さんが、暑い夏の日に

「たまにはアイスクリームを食べたい でも体に負担になるから食べられない」
と、うらめしそうにおっしゃった。

それを聞いた、娘さんであるスタッフが「別天水入ジェラート」を大量に持参して 「食べてダメだったら捨ててもいいから」と、置いて帰った。音沙汰がないので連絡してみると、滅多に褒めないお母さんが、大層喜んで

「あれは本当に美味しくて、あっという間に食べてしまいそうだけど一日一個だけと決めて食後に食べている。お母さんが自分でお金払うから、また買ってきて!」とおっしゃった。

少し外食しただけで体に影響が出るのに2週間毎日ひとつジェラートを食べても問題が出ない。体調の悪さから文句や嫌味ばかりだったのが、なんとなく穏やかになって表情も和らいで、昔の優しさが戻ってきた感じだと。

理由として思い当たるのは「ジェラート」しかない、本当に「心のくすり」になっていた…

そういうお話でしたね。

中川社長:
私もお聞きして、本当に感動しました。

生きていれば辛いこと、腹の立つこと、 もうダメだと思うこと、皆いろいろ
ありますよね。でも、そうしたこと全てを水に流してくれるような、そんなジェラートを作りたいと思っているんです。

実は私には、ジェラートを作り始めたときに生まれた、小さな夢というか、願いがあります。

「もう間もなくこの世を去る」という瞬間が、私にも、みなさんにもいずれ訪れますね。そんな最後のときに、「あそこのジェラートが食べたい」と言ってくださる方がいらしたなら、どんなに素晴らしいことだろうかとそう思うのです。

私は、医者でもないし、人の命をどうすることもできません。しかし、もし私たちのジェラートがそう願われるなら、どこにでも自分でクーラーボックスを下げて持っていき目の前で、私の右手で練り上げて「どうぞ」と差し出してみたいです。そんなに大切なことを求められるならどんなに幸せだろうかと思いますね。

インタビュアー:
きっとその方にとっても、素晴らしい旅立ちになりますね。

「心のこもったもの」を超えるものはない

インタビュアー:
そんなジェラートを作り続けている中川社長が一番大切にされていることをお聞かせいただけますか。

中川社長:
そうですね。私たちは業界としては自然食品に位置付いていますから、
添加物や乳製品、安心安全という話も、もちろん大事なこととして扱います。しかしもっと大切なことがあると思っていて、それはその食品に「どういう気持ちが込められているか」だと思うのです。

お母さんがお子さんのために自然食の勉強をして、じいちゃんばあちゃんが孫のためにと優しい気持ちで買ってくれたお菓子を「こんな添加物まみれのもの、
食べちゃいけません、捨てなさい」と。

インタビュアー:
よくありますね。私も気をつけないと、そういうことをしている場面がある気がします。

中川社長:
特にロゴストロンや自然食の学びを始めたばかりのときというのは、そこから外れたものに対してネガティブなラベリングをしてしまいやすくなりがちですね。

その代表として出てくるのが「偏狭さ」です。

エネルギーグッズなんて気休めだ、放射能測定してないものは食べられない、うちのジェラートにしても「なんだ結局、砂糖が入ってるじゃない」とか。

そもそもそういうレベルの話ではないわけですから、それこそ左脳的判断で失われてしまう重要なものって、計り知れない、と思うのです。本当に大事なのは、人の心であって、それが物質としてどんなものであろう「心がこめられたもの」これを凌駕するものはないはずです。

今回のコンテストでも、2kgのジェラートを作って出品は500gのみ、残り1.5kgは皆、捨てられます。

でも私は絶対に捨てられません。貴重な食材や別天水、皆の応援の心の入った、気持ちを込めたジェラート。一滴すら、捨てる気になれないです。

コンテスト会場までの2kmほどの道のりを、会場で残ったジェラートを持ち帰るために、保冷剤を日本から大量に持ち込んで、歩いて運びました。

荷物でパンパンのリュックを背負い、
 重い保冷剤がいくつも入った発砲スチロールを抱え、
 誰も歩いていない寒空のイタリアの街を一人歩いたそうです…

持ち帰ったジェラートは、宿泊でお世話になったB&Bのホストさんに、入賞の報告とともに置いてきました。できたものを大切に扱うということは、理屈をこねるより何より、まず一番に大事にすべきところだと思っています。ここをないがしろにしてしまったら、コンテストで受賞しようが、それで終わりだと思います。

誰かの心のくすりとなり、幸せな笑顔を支えていきたいのですから、そういう基本を忘れない私たちでいたいのです。

インタビュアー:
それらの目に見えないものも働き、人の心や、物事が動いていくのですね。ロゴストロンを使っている私たちにもとても大切なメッセージだと思います。

中川社長:
自由に人生を謳歌できるのが「健康」のはずなのに、「健康」に囚われてどんどん不自由になる、というパラドクスが起きてしまっています。

正しさを賭けて生きてはいけません。偏狭になってる人を自由にできないと、価値基準がどんどんおかしくなってしまいますよね。

取らなくていいリスクを敢えて取る、という必要はありませんし、私たちも当然、正しさという概念を使うことはありますが、本当に正しいことは「他を排除しないこと」だと思います。何かを排除することで、真実性からは遠ざかります。「排除」の風潮そのものをなくして真の「和の心」に至りたいですよね。

インタビュアー:
確かに本来の「和の心」は、排除ではなく、すべてを包み込んで、なんでも合わせてよりよくする、というものですよね。

中川社長:
そういう気持ちを持てる民族なのだ、というところが、日本人として最も誇りに思えるところだと思います。

インタビュアー:
そういう気持ちから生まれたジェラートだから、心身が深いところから癒されていくのでしょうね…!ウイルスもストレスも、化学薬品も、なんとなく悪いレッテルを貼られているものは、意識がさらにその悪い部分を強めている、というところがあるのかもしれません。

中川社長:
まさにそう思います。ストレスが悪いと思っているとますます悪く働きますが、悪いものじゃないんだと思えば解放される、意識次第で、いかようにも変わるような表裏一体性、というのか…そういうものが必ずあると思います。

我々は人間であるが故に、正しくありたい許せない、負けたくないなどの気持ちからいろんな判断に振り回されてしまいがちですが、神の世界に解釈はないはずで。

どんなものも、どんな風にもできるのが、ロゴストロンのいうところの、人の「意識の力」だと思いますご自身の大切なものを見失わずに、和の叡智や、食の世界を深められれば、真実が掴んでいけると思います。

インタビュアー:
ありがとうございます。最後に、これからジェラートを召し上がるみなさまへメッセージをお願いできますか?

中川社長:
ここはぜひお伝えしたいのですが、和の心と対になっている日本人の逆に出ている弱点として、「みんなと同じ」「右にならえ」「みんなが好きなものは自分も好き」の性質がありますよね。

今回は「イタリア人が好きな味」で入賞してるのに「受賞したフレーバーはどれ?」と「一番売れてるフレーバーはどれ?」となってしまうのが日本人なのです。

インタビュアー:
それは勿体無い!私もそれまで好きだと思ったことのなかった「ラムレーズン」に、ケースごと買い取りたいくらい心を奪われてしまいましたから。いろいろ試して、お好きなものにぜひ出合っていただきたいですね!

中川社長:
そうなんです。お店に来られたら、好みの感じをスタッフに伝えて、試食しながら好きなフレーバーを選んでください。

ここでしか味わうことのできないジェラートで、これからもみなさんの幸せを織りなしたいと思っています。ぜひご期待ください。

インタビュアー:
大変お忙しい中、お話を聞かせていただき、どうもありがとうございました!

注:現在はロゴストロンコムでの取り扱いはございません。プレマ株式会社よりお求めください

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。