報告者:七沢智樹

報告日:2018/06/21、2019/9/11 更新

日本の原風景である「里山」を復活させたい

neten株式会社では日本人の原風景となる里山「ふとまにの里」を実現すべく、自社敷地のすぐ前に約1800坪の土地を購入し、起伏のある丘、森、小川、池、さらには畑や手植えで自然栽培の田んぼをつくりました。
さらに、独自のi-Tech技術をふんだんに取り入れ、イヤシロチ化もおこなっています。
ふとまにの里では、一人でも多くの子どもたちが本来の自然の働きを感じ、自然と向かい合うことができる環境を提供したいと考え、「チャイルドアーツアカデミー」を定期的に開催しています。

魚や虫の採集・観察、田植え体験などのフィールドワークおこない、親子で取り組める情操教育の場として親しんでいただいています。

ふとまにの里

ふとまにの里には、netenが開発したさまざまな土壌の改良や場の力を高める装置技術であるi-Techを取り入れています。

完成して1年目で、米、葡萄、マコモから野菜まで、農家も驚くほどの収量を上げ、今では珍しくなった、ミズカマキリ、コオイムシ、マツモムシが自然発生する豊かな里山となったのは、それらの「装置」のおかげなのかもしれません。

ふとまにの里の生き物たち

すでに、多くの生き物が息づいています。
カルガモが卵を生み、
ミズカマキリ、マツモムシが繁殖し、
さらに、とても珍しい「シマゲンゴロウ」が見つかりました。
(この写真のシマゲンゴロウ。点々がない変異個体)

地元の機関で、現在調査を依頼しています。なぜ、このような「場」が
生まれたのでしょうか、そこには、「イヤシロチ化」のテクノロジーが、
隠されているのです。

2019年7月2日:チャイルドアーツアカデミーの5月のワークショップで放流したホタルの幼虫(ヘイケボタル)が、無事、成虫になり、幻想的な光を放ちました。

2019年7月8日:1週間以上、ふとまにの里で毎日観察されているノコギリクワガタのオスとメス(自然発生)。そこに、もう一匹、オスが登場。

ふとまにの里は、甲府市の住宅街の中にありますが、まるで、昔からの里山のように、動植物が、育っていっています。


昆虫専門誌「月刊 むし」2019年9月号に、ふとまにの里で採集されたとても珍しいゲンゴロウに関する論文が掲載されました。

論文は山梨の昆虫家、北杜市オオムラサキセンターの水生昆虫ゲンゴロウ専門の研究者でいらっしゃる冨樫さんが執筆されました。

このゲンゴロウは、ふとまにの里の用水路からメダカが道路の側溝に流れないように救出している時に、R&Dセンター研究開発部長 七沢智樹の息子さんが発見しました。

最初はシマゲンゴロウだろうと思っていたのですが、家に持ち帰り調べてみたところ、頭に点々がないことに気づいたそうです。

図鑑などを当たりましたが該当種が見つからず、netenとも懇意にさせていただいている富樫さんのところに持って行きました。

すると、冨樫さんが驚いた顔をされ「これはとても貴重なゲンゴロウで、変異個体です」と仰っくださいました。

そのまま北杜市オオムラサキセンターに寄贈し、今回の論文掲載となりました。

そもそもシマゲンゴロウ自体がとても珍しく、neten本社のある甲府市の里吉周辺には、ほとんど生息しておりません。

実はふとまにの里で、シマゲンゴロウが見つかったのも、このゲンゴロウが最初で最後となっています。

きっと、生息しているというよりも、どこからかたまたま飛んできたと考えるのが自然なのですが、ふとまにの里では2019年の夏には蛍が飛びましたし、街中にも関わらず、ノコギリクワガタが何匹も現れたり、オオスズメバチが巣を作ったりと色々なことが次々に起きています。

これはふとまにの里の持つ自然の力なのではないかと考えています。

ふとまにの里の詳細はこちらから

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