木曽檜加工職人・田口 氏

神道では昔からお社(おやしろ)は総檜で作りました。

古代人は檜(ヒノキ)には浄化作用があると考えていました。その浄化作用は現代ではヒノキチオールという成分であるとわかってきています。

神社のなかでも伊勢神宮の式年遷宮は昔から特別なものでした。
伊勢神宮において式年遷宮でお社を新たに作る際に使われるのは実は木曽檜です。

i-Techツールである「大黒柱」の木材には、岐阜県中津川市の護山神社が守護する木曽山の檜を用いています。伊勢神宮式年遷宮の要となる御樋代木・御船代木等、御用材となる木曾檜を育む、神聖な森のある霊山、木曽山。ここから切り出した檜が、内部のさまざまな素材をまとめ、護る役割をしています。

自然を芸術にまで高める加工技術

木曽檜の加工職人である田口さんとは六角炭素の特許を持っている井上さんの紹介で出会いがありました。
田口さんによる檜加工はまるで檜をそのままくり抜いたこのように見える芸術とも言える技です。

しかし恥ずかしながら、これまで木材の加工を手がけたことのなかった私たちが、この技術力の高さを知るのは、大黒柱の生産数が増えて、田口さんだけでは対応しきれなくなり他の職人さんにお願いした時でした。他の職人さんから上がってきた大黒柱に筐体加工した檜を見たときに、私たちは初めて田口さんの技術力を知ったのです。

田口さんの芸術的ともいえるほどの加工ができる職人さんは日本全国を探し回りましたいなかったのです。今でも、一番大きなサイズの大黒柱の檜は田口さんがひとつひとつ丁寧に作っています。

その結果、大黒柱は、まるで伊勢神宮の御神木と同じ森のヒノキを切ってそのまま切り抜いたかのようになっています。

報告者 七沢智樹 

報告日 2016/06/06

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