neten Trans Tech Lab - トランステック

シリコンバレーでの新しい潮流

Google、Facebook、Apple、Amazon をはじめ、シリコンバレーの企業の幹部たちは、日々、マインドフルネス瞑想を行っています。そしてかつてはヒッピーのためのアンダーグラウンドなフェスであったバーニング・マン(Burning Man)に、こぞってでかけているといいます(参考書籍 ZONE シリコンバレー流 科学的に自分を変える方法)。

彼らは何を求めているのでしょうか。

それは、これまでとはまったく異なる新たな価値観との出会いであり、非線形で飛躍的な(exponential)な自己成長です。

そのためには、意識に変容をもたらす必要があるということに、アメリカの先端を走る人たちはみな気づいているのです(マインドフルネスが、その気づきを与える大きなきっかけとなっています)。

日本は、「トランスフォーマティブ」な国だった

古来、世界中で、人は「マツリ」を通して日常とは違う意識状態に入り、そこでの意識の変容体験を大切にしてきました。

日本では「政」を「まつりごと」と読むことからもわかるように、「マツリ=祭り、祀り」が大切にされてきた国です。そして、すべてのものに神が宿り、すべてのものに神を祀る文化をつくってきました。

もともと、トランスフォーマティブで融通無碍な文化を持っていた私たち日本人こそ、今、シリコンバレーで広がっているトランスフォーマティブな考え方を取り入れることで大きく進化すると私たちは考えています。

日本の禅がマインドフルネスとして、逆輸入されている現状の延長に見える世界です。

※ トランスフォーマティブ/Transformative=(意識を)変化させる、変容させる、変革させる

トランステックとはなにか?

そして、そういったトランスフォーマティブな体験をすることができるテクノロジー- トランステック/TransTech (Transformative Technologyの略) が、今アメリカで注目を集めています。

その中心地は、上記のZONEの書籍にあるように、トランステックラボです。

トランステック/TransTechとは、メンタル、感情、心理面において人間の進化を支援する技術を指します。

『マズローの欲求5段階説』を唱えたマズローは死の直前に「自己実現欲求」の上にもう一つ「自己超越欲求」があることを主張しました。この考えがシリコンバレーのテクノロジーカルチャーと融合し、利他的で社会全体がよりよく生きられる社会を目指すためのテクノロジー = TransTechに注目が集まるようになりました。

トランステックは、「意識に変革をもたらすテクノロジー」と訳すことができます。

「意識状態を変えるためのテクノロジーは、携帯電話と同じくらい、すぐに使えて、簡単に手に入り、誰もが持つものになるだろう。想像してみてほしい――もし、個人向けのテ クノロジーを使い、意識状態を変える経験をオンデマンドで調節し、最も重要な変化を大規模に促進できるようになったら、どんなことが起きるか。世界中の人々の神経系を再調整することが、もはや夢物語ではなくなるかもしれないのだ」

ZONE シリコンバレー流 科学的に自分を変える方法

具体的なテクノロジーとしては、知覚変容をもたらすVR/AR、脳神経や生体情報を可視化し、フィードバックする技術(Neuro / Bio-feedback)、脳神経や生体に直接刺激を与えて意識変容を加速させる技術(Neuro / Bio-stimulation)、物理的な変容/拡張を伴うロボティクス、バイオテック、スマートメディスン、基盤としてのビックデータ、AI、センサー、Appなど10数種類のテクノロジーが定義されています。

ベンチャーキャピタルが試算したところによると、Well-Being社会を実現すべく注目の集まるトランステックが創出する市場は3兆ドルにものぼると言われています。

一つひとつの技術は既存の技術の組み合わせであっても、その目的が「意識への作用」に変換されると、既存の技術に新たな意味付けがされ、新たな使い方が生まれ、トランステックとなりうるのです。

トランステック・カンファレンス2018 今後の「変革技術」市場の動向
(許可を得てnetenで翻訳し、字幕を追加した動画です)

【netenが考えるTransTechの分類】

作用系 – 変容を起こすもの
例:感覚や認知に作用させ変容を起こすもの
測定/モニタリング系 – 変容をモニタリングするもの
例:バイタルデータを使って変容の状態を測るもの
プログラム系 – 変容のプロセスをマネジメントするもの
例:スマホアプリで、変容のガイダンスを行う。

※ 前提として、意識変容は、テクノロジーを使わなずに行う歴史が長く、テクノロジーはそれを補うものである。
※ 上記の、いずれかをテクノロジーで補ったものがトランステック。

TTC-トランステックカンファレンス

2018年の11月9,10日の両日、アメリカのシリコンバレーで開催されたTransformative Technology Conference(TTC)は4年目を迎え、サイエンティスト、スタートアップ、VC、組織開発コンサルタントやコーチ、メディテーターなど約1,000名ほどが集まり盛り上がりを見せました。

TransTechがもたらすWell-Being市場は、自己啓発、予防医療、メンタルヘルス、感情認識、ヨガ・瞑想、ウェルネス観光/不動産など多岐にわたるとされています。アメリカにおいては、様々な産業において、その発展のためにTransformationが不可欠になるとされているのです。

私たちneten Inc.は、日本からの唯一の出展者として展示を行いました。

netenとトランステック

私たちは2000年の創業時より一貫して、意識に変革をもたらし、人類を意識進化させるテクノロジーを研究開発してまいりました。

トランステックラボのジェフリー・マーティンは著書『THE FINDERS』の中で、意識変容によって人がそれまでとは違ったパフォーマンスを発揮するという研究報告をレポートしています。

2018年から日本企業としては唯一出展しているnetenは、ジェフリー・マーティンにもそのテクノロジーの価値を認められました。


TransTechにおける倫理観の醸成

neten株式会社は、トランステックという言葉が生まれる前から、こういった意識に作用するテクノロジーに特化して、研究開発を続けてきました。

これからのトランステック市場の健全な育成のために、 トランステック市場における Ethics (倫理観)の構築、そしてその標準化を検討する必要があると考えています。

そこで、この度 neten Trans Tech Lab を立ち上げることにしました。

これから意識の覚醒・悟りを誰もが体験する時代が訪れると私達は考えています。こうした意識の覚醒を世界人類が安全に迎えられるよう、 トランステック における倫理観の醸成が必要とされています。

そこで、2000年にneten株式会社(旧株式会社七沢研究所)を設立して以来、約20年にわたって私たちが蓄積してきた研究の成果を neten Trans Tech Lab で公開し、貢献したいと考えています。

安全な意識の覚醒体験の必要性

このように、トランステックをキーワードに意識の覚醒をも範疇としたテクノロジーが普及する中で、その安全性や倫理観に関して慎重に検討する必要があると考えています。

その点においても、netenはこの業界が生まれる前から取り組んできた、先人としての責任を果たす必要があると考えています。

悟りや意識の覚醒は、つい最近までは宗教の範疇のものでした。特別な修行を行って悟りを開き、そして悟りを開いたものがものがまた教祖やグル(導師)となり、その教えを広めるというのが過去何千年もの間のスタンダードでした。そうして世界中でさまざまな教えや宗教が生まれ、伝えられてきたのです。

しかし最近では、特別な修行をしていないにも関わらず、日常の中で突発的に悟りや覚醒体験をする人が増えています(これには現代社会だからこそのさまざまな理由があります)。

一方で宗教の力に頼らずに生活する人がほとんどであるだけでなく、旧来の宗教のあり方では現代社会に十分に対応できないという状況にあります。

こうした中で、悟りや意識の覚醒を体験した人、あるいはそれを望む人は増えてきています。

これから、トランステック業界の健全な育成に貢献するために、パートナーである皆さまとともに、歩んでいきたいと考えています。