炭焼き職人・原 伸介 氏

信濃白炭の提供

i-Techツール「大黒柱」「コトタマテバコ」「カグツチ」などに使用されている炭は、すべて原さんの「信濃白炭」です。

原さんは、窯作りから原木の採集、炭焼きまでを手仕事で行い、日本の炭焼き文化を受け継ぐ、数少ない炭焼き職人のひとりです。

私たちは「火」「土」「水」の働きで「木」を金属音がするほどの硬度を持つ物質に変化させる原さんの技に「製造」を超えた「神事」とも言えるものを見出しました。ここでは、そんな原さんの白炭についてご紹介します。

「神事」として焼かれた 信濃白炭

『大黒柱』『コトタマテバコ』『カグツチ』などすべてのi-Tech ツールの核となり、物質的な調整役を担う「炭」。
 開発当初は、フィリピンのゴムの木由来の木炭の粉を使って六角形に成形してきました。しかし、改善の余地があると思っていたところ、「ご神事」として炭を焼いている、炭焼き職人・原 伸介さんとの出会いがありました。

原さんの炭は備長炭を代表とする、非常に硬い「白炭」(「信濃白炭」)です。

 炭は、最終段階の「消し方の違い」で、「黒炭」と「白炭」の2種類に分かれます。窯に炭の原料となる原木を入れ、口元で火を焚くと、中の温度が徐々に上がっていきます。最初は煙道口(煙の出口)から水蒸気が出て、徐々に燃焼性のガス(炎になる成分)に変わり、それが抜け切ると炭になる。ここまではどの炭も同じですが、その後、炭になった段階で炭窯を密閉し、酸素を遮断して消火するのが「黒炭」です。お茶炭や、バーベキューなどで使われる炭で、柔らかくて、火付きがいいのが特徴です。

「白炭」は、窯の中で原木がほぼ炭化した段階で、もう一度空気を入れて炭を赤熱させ、窯の温度が1000℃を超えるまで上げながらガスを抜ききり、黄金の灼熱状態の炭を窯の外に出します。炭の硬さと窯の中の温度はほぼ比例するので、この方法で窯出しすることで、叩くと金属音がするほどの硬い炭が、原木の棒の状態のまま焼き上がるのです。この「白炭」は、火の「持ち」がよく、じわじわ、いつまでも燃えるのが特長で、ガスがほぼ完全に抜けているので、煙も炎も上がらず、調理に使うと、素材の味を最大限に引き出すのです。

さて、i-Techツールは六角炭素技術を用いていますが、そもそも六角形の炭があるわけではありません。炭を粉砕し粉末状にした炭を六角形の形に成形しているのです。

しかし、原さんの白炭は、原木の姿のまま出来上がる非常に硬い炭です。このような硬い白炭を、わざわざ砕くニーズはなく、粉末状の白炭は、自分たちで作るしかありません。けれども、そもそも砕く技術がありませんでした。

あきらめかけていた私たちに、あるとき、ひらめきが! 七沢研究所(現:neten株式会社)が東北大震災後、体内の不要な物質の排出を目的に販売した「ゼトックス」という飲料、これを生産する過程で原料となるゼオライトをナノレベルまで砕く技術が、すでに使われていたのです。原さんの焼かれる白炭も、その細かさまで粉砕できるとわかり、すべてのイヤシロチ化ツールたちに、この原さんの白炭を使うことができるようになりました。

このように私たちが行ってきた研究と、日本の伝統的な炭焼きを守る原さんとの出会いがi-Techを物質のレベルから改良することに繋がりました。

 原さんの白炭は、硬くて結晶構造がしっかりしているので、砕いてミクロの粒子の状態になっても「結晶構造が整って」います。これは、情報が乗りやすいことを示していて、ロゴストロンの情報とも非常に相性が良いことがわかりました。見たり持ったりすると、そのエネルギーが精妙になっていることが、すぐにわかるほど。原さんの炭との出合いで、すべてのi-Tech イヤシロチ化ツールは、さらに進化し、生まれ変わったのです。

炭焼の現場レポート

2019年7月6日深夜

i-Techに使用される重要なテクノロジーである六角炭素技術の要をなすのが炭である

その炭は炭焼き職人の原伸介氏が、 今では日本でも唯一となった 昔ながらの木こりとして山に入り、その山の中にある炭焼き場で炭を焼くという森と一体となった炭焼きを行っている

その原信介氏の炭は一般的なバーベキューの炭や、温泉や上品なレストランに置いてある浄化作用がある備長炭といった使い方もできるが、その炭に込められた想いであり、その炭が語るものはそのようなレベルではない

原伸介氏は言う、炭焼きは神事であると

古来、職人は鍛冶屋であろうと大工であろうと木こりであろうと炭焼き職人であろうとそれは神事てあった。今でも鵜飼いは神事である

今でも大工は上棟の際に、祝詞を神に捧げる、それは神とともにあり、神のはたらきを頂きながら、匠の技を鍛えてきたのが日本の職人である

この職人の伝統があったからこそ、日本がものづくり国家として世界にその名を知られるようになったのである

そして今もなおその匠の技が世界から評価され続けている

例えば日本刀は最近ブームになっているらしい

理由はどこにあるのか、それは卓越した匠の技であるだからであろう

原伸介氏が焼く特別な松炭を使って、刀を叩く刀工 伊藤重光氏に聞いてみたところ、刀工というのは単に鋼を叩き、剣を仕上げるだけでも世界で類を見ない職人の技がそこにあるのは間違いないが、それのみではなく、さや、柄そして、結びの装飾といった日本の職人芸の重要なものがそこに畳み込まれて作られているという

その匠の技を原伸介氏は、20代の前半に炭焼き職人になると決めて以来、職人の背中を追って、日本中を尋ね様々な師匠に師事し匠の技を継承してきたのである

そして、その本当の昔ながらの職人は戦前から活躍する職人ばかりで、学んだ時には既に80歳90歳という方ばかりだったということである

その技を継承した原信介氏は今でも1人で信州の山で炭を焼いている

そして、昨晩、今年最後の窯出しが行われた

窯出しとは2週間ほど窯に入れていた木を毎日3時間おきに目を覚まし、温度調整をし、赤子に母乳をやるように3時間ごとに目を覚まし温度調整し仕上げてきた、その炭を最後出す日である

その様は神事であるという

原伸介氏はその日も夜の10時頃に窯を開け、そして窯出しの時にのみに着る服に着替えて、その神事が始まったのである

その神事の意味は窯の中という人間が入れば一瞬で息の根が止まってしまう高温でありながら涼しげでまた明らかにこの世とは違うエネルギーを発するその窯が開き、この世と対面したのである

その窯の中の世界は、神秘そのものであった

そして、その窯に灰を投げ入れ、最後の仕上げを行う

その中に入った炭が、完全なる黄金色になった時、それは全てが臨界点に達し、あの世とこの世が結ばれる時である

棒の先についた鉄の道具が炭をつかみ丁寧に釜から取り出される、それはまるで新たな意識がこの世に誕生するかのようである

そこに古来、人は神を見たに違いない

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